第 3 章 Diagram! とは何か?
この章では、Diagram! の背景について説明した後、それらの仕事に対して Diagram! がいかに適しているのかについて説明します。 |
Diagram! とは何か? |
ひとことでいえば、Diagram! は、情報グラフィックを作成し、使用する方々のための汎用作図ツールです。 |
情報グラフィックとは何か? |
情報グラフィックというのは、グラフィックイメージ、テキストおよび他のアプリケーションに対する参照を通して、データや概念を伝達するために作成された図や表現のことです。 たとえば、会社の組織と人との関係を示した図は情報グラフィックになりますが、会社のロゴは情報グラフィックとは言えません。 |
![]() ![]() 他のソフトにはない Diagram! の特長 |
従来の作図ツールを作成する代わりに、Diagram! に対しては、情報グラフィックを特長づけるノウハウを注ぎ込み、そのノウハウを実現するための機能を集結しました。このため、Diagram! は、情報グラフィックに最適なツールになっています。 まず最初に、Diagram! には、『関係』と『流れ』という概念を画面や紙面の上で実現するための専用機能、他のアプリケーションにはないDiagram! 独自の機能があるという点に注目してください。Diagram! には、線を作成し、線によって示される関係を維持する機能があり、この機能によって、複雑な情報グラフィックを作成し、修正するための時間を大幅に短縮することができます。 |
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Diagram! のラベルも同じように巧みにデザインされていて、線のどの位置にラベルを表示するのかを指定することができ、シンボルを移動すると自動的にラベルも適切な位置に移動されます。
ラベルの位置は、「属性インスペクタ」のコントロールを使用して自由に変更することができます。 ほとんどの情報グラフィックでは、同じようなシンボルが何度も使用されます。Diagram! では、パレットおよび「パレット」メニューがカスタマイズできるようになっているため、同じシンボルを追加する際の面倒な繰り返し作業がなくなります。頻繁に使用されるシンボルやイメージ (会社のロゴなど) をパレットに追加し、そのパレットをパレットライブラリに登録しておけば、いつでも使用できるようになります。
パレットは、頻繁に使用されるシンボルのライブラリとして機能します。パレットに登録されているシンボルは、いくつでもパレットから取り出すことができ、必要な位置に配置させることができます。 Diagram! には、グラフィックに対して他のファイルやアプリケーション、サウンドへの参照を定義する機能も盛り込まれています。このオブジェクトリンク機能によって、他のアプリケーションによって作成された情報を表示し、更新することができます。また、サウンドもサポートされているため、何百と言葉を連ねても表現できない生の音を再現することもできます。 |
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Diagram! で作成した図に設定されているサウンドは、サウンドマーカをクリックするだけで簡単に再生することができます。 |