PAWで操作できるヒストグラムには1次元のものと2次元のものがあります。 まずPAWの上でヒストグラムを作ってみましょう。ベクトルの時と同じように CREATEで作りますがヒストグラムにはCREATEされるものが沢山あります。 CREATEに続けて/1DHISTOと指定することで1次元ヒストグラムを作ります。次 のようになります。
PAW > CRE/1D 1001 'demo' 100 0.0 100.0
KUIPのルールからCREATE/1DHISTOというコマンドはHISTOGRAMにしかありませ んのでこのように省略指定が可能です。次の1001はヒストグラムIDで、数字で す。後述するHBOOKが基本になっているので数字でヒストグラムを識別します。 次がタイトル、その次がヒストグラムの寸法(ビンの数)で、最後の二つのパラ メータは下限値と上限値です。同様に2次元のヒストグラムを定義するには
PAW > CRE/2D 2001 '2D demo' 100 0.0 100.0 100 0.0 100.0
コマンドHISTOGRAM/CREATE/2DHISTOを使います。IDを2001にしました。タイト ルは2D dem o、寸法は100×100でXとYそれぞれ0から100までの値の範囲を使い ます。出来たかどうか確かめてみましょう。HISTOGRAM/LISTをやります。
PAW > HI/LI ===> Directory : //PAWC 1001 (1) demo 2001 (2) 2D demo
ちゃんと出来ていることが解かりました。ここで気になる表示が出ましたね。 Directoryとは、PAWCとは一体何でしょう。これについては後で解説します。 とりあえずはメモリー上にヒストグラムがあることを表していると思っておい てください。