実行可能なファイルを探すのに毎回ls -Fとタイプするのは面倒だと思いま すね。そこで
% alias ls 'ls -F'
とやります。以後lsとタイプすると別名の表が参照されてls -Fと置き換えら れます。これでlsにいちいち-Fを付ける必要がなくなりました。例えばVMSや DOSのユーザでついついlsではなくてdirとやってしまう人は
% alias dir ls
とやればdirがコマンドとして使えるようになります。現在どの様な別名が定 義されているかは、
% alias ls (ls -F) dir ls %
で見ることができます。まちがえて定義したりして消したいときは、
% unalias dir
で別名表から削除できます。別名はログインしたときに自動的に登録しておく と便利です。VMSのlogin.comやDOSのautoexec.batのような機能も当然有りま す。6.3.節を参照して下さい。