つぎにネットワークでやりたいことはファイル転送でしょう。ftpを使います。 ファイルトランスファープロトコルFTPによってネットワークを通してファイ ル転送などを行ないます。普通は相手の計算機にログインする形で接続されま すので、相手側にアカウントが必要です。相手のホスト名をyaoyaとすると、
% ftp yaoya Connected to yaoya. 220 yaoya FTP server ( Version ... ) ready. Name(yaoya:iwashi): 331 Password required for iwashi. Password: 230 User iwashi logged in. ftp>
ここでName:の行では()の中のアカウント名と異なる名前でログインしたいと きはその名前をタイプします。Password:に対してはパスワードをタイプして ください。ftp>とプロンプトが表示されると接続完了です。ここで対話方式で ファイルの転送を行ないます。どんなコマンドがあるかhelpで見てください。 60近い数のコマンドが用意されていることがわかります。このうち良く使うコ マンドは
ascii ASCIIファイルを転送するモードに設定 binary バイナリーファイルを転送するモードに設定 cd 相手の計算機のディレクトリ変更 lcd 自分の計算機のディレクトリ変更 dir 相手の計算機のディレクトリの内容表示 ls 相手の計算機のディレクトリの内容表示 pwd 相手の計算機の現在のディレクトリ get 相手からファイルを受け取る mget 相手から複数のファイルを受け取る put 相手にファイルを送る mput 相手に複数のファイルを送る。 prompt 転送時の問い合わせのオン・オフ verbose メッセージを詳細にする・しない status 現在の設定状態表示 open 新しい相手と接続 close 接続を閉じる quit 接続を閉じてftpを終了 help ヘルプ ! 自分の計算機のシェルにコマンドを実行させる。
などです。通常は相手のディレクトリをcdで切り替え、必要なファイルをget やmgetで受け取るとか、putやmputでこちらから転送します。たくさんのファ イルを送りたいときはmge tやmputを使いますが、promptを一回やってプロン プトをオフにしておくと一々聞いてこなくなります。!は、例えば自分の計算 機の現在のディレクトリが知りたければ!pwdとやります。pwdだと相手側の現 在のディレクトリを表示してしまいます。
これまでの例ですと相手の計算機に自分のアカウントがあることが前提でした。 実際にはそれ以外に匿名で接続できる計算機が世界中にたくさんあります。 anonymous ftpといわれanonymousというアカウント名を使います。例えば
Name (archie.wide.ad.jp:iwashi): anonymous 331 Guest login ok, send e-mail address as passwd. Password: 230-Welcome to archie.wide.ad.jp
といった具合です。ここでPassword:の行はエコーされませんが、 iwashi@sakanaya.kek.j pと入力します。anonymous ftpはすべての計算機が提 供しているのではありません。見せてもらえるファイルも限定されています。 anonymous ftpのサービスをしている計算機は個別に教えてもらう場合もあり ますが、archieというコマンドで検索することも可能です。近くのanonymous ftpサービスとしては、ftp.kuis.kyoto-u.ac.jpなどがあります。