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プロセス間通信をする

一般にオンラインシステムはマルチプロセスとして設計・実装されます。各々 は単純な役割を務める様々なプロセスをコントロールして全体としてデータ収 集システム賭して機能させます。そのためにプロセス間通信は欠かせない技術 です。一口にプロセス間通信といっても様々なものがあります。ネットワーク を介するものについては別に触れます。

プロセス間通信は転送されるデータの量や通信にかかる時間、同期的か非同 期的か無同期的かなどの特性によって異なったメカニズムが用意されています。 両方がプログラムの中で相手との通信を呼び出す同期的なものには、セマフォ やメッセージがあります。相互に全く同期を取らない「無同期」のものに共有 メモリーやファイル共有があります。(入出力で見たようにfcntlを使って同期 を取ることも出来ます。)相手の実行状態によらず割り込む非同期通信にシグ ナルというものがあります。





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Kinya Hibino
Sun Jan 14 21:36:40 JST 1996