ここまででPostScriptによる文書の書き方を練習してきました。簡単なテキ ストファイルを編集するだけで奇麗な絵が出せます。説明は本書の範囲をこえ るのでやりませんでしたが複雑な制御、条件分岐や繰り返しもできます。 PostScriptについての詳しい解説が青本、赤本、緑本という愛称で出ています。 (日本語版はAdobe Systems著 野中浩一訳、アスキー)この後はそちらで勉強し てください。
さてだんだん難しい絵を書かせるようになるとデバッグも大変です。一々プ リンターに出力していたのでは紙の無駄だと思うときがあります。プリンター に出さずに画面で確認したいものです。そのためのコマンドはghostviewです。 変な名前ですが、もともとPostS criptはAdobe Systemsの登録商標で、互換の インタープリターなどはその名前を使えません。しゃれてGhostScriptと名前 を付けたもののXウインドウでのビューアの名前がGhostv iewです。
% ghostview demo.ps
あとはページごとに表示してくれます。拡大表示なども可能なほか、多数のペー ジの中から必要なページだけを選んで別のファイルに出力してくれる、あるい はプリントしてくれる機能もあります。
コマンドレベルでPostScriptファイルの様々な処理をしてくれるコマンド群 があります。fjなどのニュースグループを調べてみてください。