これまでのオプションはヒストグラムそのものの表現に関するものでした。 それ以外に表示のための様々なオプションがあります。GRAPHICS/OPTIONコマ ンドで設定します。OPT IONとだけやるとオプションの値を示す表が表示され ます。例えばグラフの右上にヒストグラムIDと統計情報を表示するには
PAW > OPT STA
表示をさせないようにするには
PAW > OPT NSTA
統計を表示する(STA)、しない(NSTA)を切り替えました。これまでのヒストグ ラム表示はすべてリニアスケールでした。ログ(対数目盛)で表示したいことも あります。
PAW > OPT LOGX * X軸をログに。リニアはLINX PAW > OPT LOGY * Y軸をログに。リニアはLINY PAW > OPT LOGZ * Z軸をログに。リニアはLINZ
ヒストグラムは階段状に表示されますが(OPT NBAR)棒グラフにしたいときは OPT BARにします。この他にも様々なオプションがあります。OPTIONで表示さ れるテーブルを見てください。
GRAPHICS/OPTION以外にGRAPHICS/SETでヒストグラム表示の詳細な調整が可 能です。ヒストグラムをハッチングで塗りながら表示したいときは
PAW > SET HTYP 3
などとやります。GRAPHICS/SETのパラメータとしては次のようなものがよく使 われます。
HTYP ヒストグラムを塗る柄 BTYP 座標枠を塗る柄 HWID ヒストグラムの線の太さ BWID 座標枠の線の太さ
これまでは画面に一つのヒストグラムを表示してきました。複数のヒストグ ラムを別の枠で一つの画面上に表示するにはZONEコマンドを使います。 GRAPHICS/VIEWING/ZONEです。
PAW > ZONE 3 2
とすると、これ以後ヒストグラムは横に3つ縦に2つの計6つ表示されます。
HISTOGRAM/PLOTのオプションは表示の時に指定するものでしたが、ヒストグ ラムそのものの属性として表示の方法を覚えさせることが出来るものがたくさ んあります。HISTOGRA M/SET/IDOPTコマンドを使います。以下の例で1001はヒ ストグラムIDです。例えばログスケールで表示したい場合
PAW > IDOPT 1001 LOGY
とします。これで以後ヒストグラム1001の属性としてLOGYが記憶されました。