作られたヒストグラムはPAWで処理するため書き出します。ファイルの書式 はRZというZ EBRA専用のものになります。ヒストグラムを書き出すにはHRPUT を使います。
CALL HRPUT( 0, 'hbdemo.hbook', 'N' )
ヒストグラムIDに0を指定しました。これは現在の作業ディレクトリにあるす べてのヒストグラムを指します。次がファイル名、最後がオプションで新しい ファイルとして書き出すために'N'としました。すでに存在するファイルに書 き出す場合'U'です。'T'はサブディレクトリにあるものまで書き出すことを指 定します。実はHRPUTはHROPEN、HROUT、HRENDを呼びます。選択的にヒストグ ラムを出力したい場合はそれらを使ってください。
一度作られたヒストグラムを読み込む場合はHRGETです。
CALL HRGET( 0, 'hbdemo.hbook',' ' )
この場合のヒストグラムID0は今度はファイルの中のすべてを読み込むことに 対応します。次はファイル名、最後はオプションで'A'とすると現在メモリー にあるヒストグラムに加算します。'T'はサブディレクトリも読み込むことを 指定します。
こうやって出来上がったヒストグラムファイルはそのままPAWで読むことが 出来ます。ヒストグラミングの結果を人間が読める形で出力しておきたい場合 HPINTを使って標準出力に書き出すことが出来ます。
CALL HPRINT( 1001 )
この場合ヒストグラム1001をプリントしました。今までと同様0を指定すると すべてのヒストグラムについてプリントします。CALL HISTDOとCALL HPRINT(0)は全く同じ働きをします。