ここまでの操作はもっぱらPAWの中に閉じて会話型でやってきました。実際 の解析の場合はそれよりも、まず生のデータを読み込んでヒストグラミングす るバッチジョブを走らせ、その出力をPAWで表示させ、様々な処理を加えると いうことになります。この節ではそのバッチジョブプログラムの書き方を解説 します。
すでに触れてきましたが、PAWではヒストグラムはHBOOKというライブラリー パッケージを使ってきました。当然ですが、解析プログラムもHBOOKを呼び出 します。HBOOKはFORTRA N言語で書かれたプログラムのためのライブラリーで す。本書ではこれまではC言語しか使ってきませんでした。C言語とFORTRAN言 語の混じり合ったプログラムの書き方は15章で解説しますので、とりあえずこ こではすべてをFORTRANで書くものとして解説します。