必要なコマンドは自分で探しなさいというのはあまりに不親切なのでよく使 うコマンドのリストを上げておきます。詳しくはmanで調べてください。具体 的なコマンドについては今後の各章で取り上げていきますのでここで覚える必 要はありません。なお本書では導入されたばかりの機械を想定して解説してい ます。使い込まれたシステムでは同じことをするのにはるかに便利なコマンド が用意されていることもあります。まわりの人から「こっちのコマンドの方が 便利だよ」とか指摘されたときはそっちを試してみることをお勧めします。
alias コマンドの別名 ar アーカイバもしくはライブラリアン bg プロセスをバックグラウンドに cat ファイル内容表示 cc Cコンパイラ cd 作業ディレクトリ変更 chmod ファイル属性変更 chown ファイルオーナー変更 compress ファイル圧縮 cp コピー dbx ソースレベルデバッガー df ディスク使用状況 du ディレクトリが使っているディスク寸法 echo 引数を標準出力に表示 emacs フルスクリーンエディタ ex 行編集エディタ exit ログアウト f77 FORTRANコンパイラ file ファイル属性表示 find ファイルを探す finger ユーザの消息 ftp ネットワーク間でのファイル転送 grep 文字列検索 head ファイルの頭数行を表示 history ヒストリー kill プロセスを殺す ld リンカー ln シンボリックリンクを張る lpq 印刷待ち行列の状態表示 lpr 印刷 lprm 印刷待ち行列からジョブを取り除く ls ファイル表示 mail 電子メール make プログラム管理 man マニュアルページ表示 mkdir ディレクトリ作成 more ページ単位の表示 mv ファイルの移動もしくは改名 passwd パスワード変更 printenv 環境変数表示 ps プロセスステータス pwd 現在の作業ディレクトリ表示 ranlib ランダムライブラリー作成 rm ファイルの消去 rmdir ディレクトリ削除 sed ストリームエディタ set シェル変数設定・表示 setenv 環境変数設定 stty 端末機能設定 tail ファイルの末尾数行を表示 talk ユーザ同士の対話 tar テープアーカイバ telnet よその計算機へのログイン touch ファイル日付変更 uncompress 圧縮ファイル復元 vi スクリーンエディタ whereis コマンドやmanページのある場所を表示 which 呼び出されるコマンドの位置 who 今いるユーザ表示