最近急速に広まりつつあるネットワークアプリケーションの一つにWWWという ものがあります。様々な情報をネットワークを通して提供する仕組みのことで す。単なるテキストファイルだけでなく、画像や音声なども取り寄せることが 出来ます。ネットワークニュースが新聞だとするとWWWはカラーグラビアのつ いた総合雑誌といったところでしょうか。
WWWを読むためのインターフェースがモザイクといわれるプログラムです。モ ザイクはX端末などグラフィック表示可能な機械で利用できます。さっそくやっ てみましょう。
% xmosaic http://www.kek.jp/
これでKEKのホームページにつながります。http://www.kek.jp/というのは URL(ユニバーサルリソースロケータ)という書式で表されたデータのありかの ことです。http:というのはハイパーテキスト転送プロトコルの意味で、リソー スがそういう性質のものであることを表します。//www.kek.jpはデータを提供 する計算機の名前、そして/がその計算機にあるページで、今の場合は一番上 をあらわします。
モザイクの操作は簡単です。青い字で書かれた所をクリックするとその文字列 に割り当てられたデータが取り寄せられて表示されます。世界中を歩き回るこ とが出来ます。これは習うより慣れろです。試してみてください。
www.kek.jpを指定せずにモザイクを立ちあげるとモザイクの製造元である米国 イリノイ大NCSAにつながってしまいます。この時はOpen...メニューを開いて URLを入力してやります。国内ではhttp://www.ntt.jpにWWWに関する色々な情 報が集められています。ちなみに本書もKEK森田さんの好意で http://www.kek.jp/kek/WWWLIBの下に掲載されています。日本語版モザイクで 読みにいってみてください。