ではまずプリミティブウィジェットから見ていきましょう。プリミティブウィ ジェットはコアウィジェットのリソースに加えて、次のようなリソースを備え ています。
XmNbottomShadowColor 下と右に出来る影の色 XmNbottomShadowPixmap 下と右に出来る影の柄 XmNforeground 文字や図形を描く色 XmNhelpCallback ヘルプキーが押された時のコールバック XmNhighlightColor ハイライトを表す枠の色 XmNhighlightOnEnter カーソルが上に来たときハイライト XmNhighlightPixmap ハイライトを表す枠の柄 XmNhighlightThickness ハイライトを表す枠の厚み XmNnavigationType タブキーが押されたとき選ばれるか XmNshadowThickness 上下左右の影の厚み XmNtopShadowColor 上と左の影の色 XmNtopShadowPixmap 上と左の影の柄 XmNtraversalOn トラバーサル XmNunitType 座標の単位を選ぶ XmNuserData ユーザが自由に使えるワード
次に個別のウィジェットクラスを見ていきます。XmLabelクラスは幾つかの ボタンクラスに継承されています。ラベルは単なる文字列ですが、プッシュボ タンはその上さらにボタンとしての機能を備えたものという意味でです。
XmArrowButton 三角矢印マークのボタン XmLabel ラベル - XmPushButton 押しボタン - XmCascadeButton メニュー呼出しボタン - XmDrawButton 絵が書けるボタン - XmToggleButton ON/OFF状態のあるボタン XmList 項目リスト XmTextField 文字入力域 XmText 編集できる文字列 XmScrollBar スクロールバー XmSeparator 項目を区切るための線
それぞれにリソースがさらに追加されます。例えばXmArrowButtonには
XmNactivateCallback マウス左ボタンを押して離した時のコールバック XmNarmCallback マウス左ボタンを押した時のコールバック XmNarrowDirection 矢印の方向 XmNdisarmCallback マウス左ボタンを離した時のコールバック XmNmultiClick ダブルクリックの扱い方
が追加されました。このようにウィジェットごとにリソースが定義されていま す。manで調べてください。