Cによるプログラミングをはじめましょう。まずはソースファイルを編集する 必要があります。すでにテキストエディタの使い方は知っていますね。いろん な教科書に載っているようにHello World!からいきましょう。次のような内容 のファイルを作ってください。名前をhello.cとします。
/* hello.c */ #include <stdio.h> main() { printf( "Hello! World.\n" ); }
少し解説しましょう。Cでは/*と*/に囲まれた範囲がコメントになります。2行 目の文はstdio.hというファイルを読み込む(includeする)命令です。このプ ログラムの中で使われる関数や定数を定義します。#includeはプログラムとし て何か実行する意味ではなくコンパイラにたいしてコンパイルするときにこう いうことをしなさいと教えています。こういう命令は#ではじまります。 main()はこの名前の関数がここで定義されますと宣言しているものです。その 中身はで囲まれた部分です。printfは標準出力に文字列を出力しなさいとい うライブラリー関数です。実はこれがstdio.hで定義されています。Cのライブ ラリー関数やUNIXのシステムコールはmanで見ることができます。例えば
% man printf
でprintf関数の解説を得ることができます。そこには#include <stdio.h>が必 要だということも書かれています。このソースファイルはコンパイルし実行す ることができます。