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gnuplotのグラフをファイルに保存する/印刷する

  うまいグラフができて、ファイルに保存したくなったら、

        set term post eps "GothicBBBHelvetica" 18        (この後、グラフは見えなくなる)           
        set output  "ファイル名.eps"
        replot
とすればeps形式のファイルができる。 set termの最後の18はフォントのサイズ(18ポイント)を指定しているが、 仕上がりを見て他の値を指定してもよい(標準は14)。 "GothicBBBHelvetica"はグラフに日本語がある時は必要だが、そうでなければ、 なくてもよいし、 もっと他の字体を選択して変化をつけることもできる。

上記のset term ...でepsをとれば、 (epsでない)postscript形式のファイルができる。

ファイルにすればプレビューして印刷できる。 A4用紙にlandscape型で出る。portraitにするには、postの後に、portを入れる。 eps形式の印刷結果はそうでない形式の時の約半分のサイズになる。これはグラフをTeX に取り込み文章中に示めすことを想定しているからである。 set size 1.3 1.5のようなコマンドを 使っておけば、サイズを変更することもできる。 ファイルにすれば、印刷はプレビュウしてできる。また、DrawPlusに取り込んで、 修飾することも可能になる。

上記のようにした後、再び画面上にグラフを出せるようにするには、

        
        set term next
とすればよい。 図11.1の関数をプロットしたものである。 ただし、更に以下の指定を加えてある。
         set yr [10:1.e5]                  (yの範囲を調節)
         set grid                          (グラフに目盛り線を入れる)
         set xlab "大気の深さ(g/cm^2)"      (x軸のラベル)
         set ylab "ミューオン数"            (y軸のラベル)
         set title "エネルギー100, 1000, 10000 TeVの陽子によるミューオンの遷移" (タイトル)
         set term post eps "GothicBBBHelvetica" 18      (ファイルの出力形式)
         set size 1, 1                      (サイズを調節、標準は0.75, 0.75にしてある)
         set output "mutran.eps"            (ファイル名の指定)
         rep                               (ファイルに出力)
         set term next                      (再びウインドーに切り替え)
         rep                                (画面に出して確認)

  
図 1: 宇宙線陽子によるミューオン



Kinya Hibino
Wed May 3 15:57:30 JST 1995