ファイルの内容を表示させるにはcatを使いました。moreも使えます。でも紙 に印刷したいこともあります。印刷にはlprコマンドを使います。
% lpr myfile.txt
これでmyfile.txtというファイルが印刷のためにスプールされます。プリンタ 出力待ち行列に登録されるという意味です。実際に印刷されたかどうかは別問 題です。どうなっているかを聞いてみましょう。待ち行列queueの状態を表示 させるlpqを使います。
% lpq lp is ready and printing Rank Owner Job Files Total Size active iwashi 451 standard input 124672 bytes %
印刷を取りやめたいこともあります。queueから取り除きます。今の例では
% lprm 451
ジョブ番号451のジョブを待ち行列からremoveします。
ここまでの例ではデフォルトのプリンタを使ってきました。名前はlpです。実 際にはネットワーク経由などでいろんなところのプリンタに出したいことがあ ります。どのようなプリンタが接続されているかは、/etc/printcapというファ イルに書かれています。このファイルを読めば希望するプリンタの名前を見つ けることができます。例えば近くのプリンタの名前がlwplusだとすると、上の lpなにがしコマンドに-Pオプションを付けてプリンタを指定します。
% lpr -Plwplus myfile.txt % lpq -Plwplus % lprm -Plwplus 451
といった具合になります。
テキストファイルを印刷するときに、ページ数を振ったり段組みしたくなりま す。そのためのフィルターが用意されています。prです。あまり気が利いてい るようには見えませんが。
ワークステーションにつながっているプリンタのほとんどがPostscriptプリン タになってきています。世の中にはPostscriptに変換するもっとスマートなテ キストフォーマッタを使っている人が多いようです。