特定の話題の議論に加わって意見を述べたり、関連する話題に関して疑問を持っ ている場合などニュースを自分で投稿したくなります。ただしニュースのシス テムは場合によっては投稿記事が世界中に配信されます。世界中に迷惑をかけ ることにもなりかねません。まず練習が必要です。そのために*.testというニュー スグループが用意されています。he p.testとかku.testなどです。投稿の練習 はそういうグループを使ってやります。
rnを使って投稿をします。新しい話題をニュースグループに提供します。まず テストをしましょう。rnのなかで投稿したいグループに行きます。gコマンド が使えます。
******** 70 個の記事がfj.unixにあります--読みますか?[ynq] g hep.test ******** 0 個の記事がhep.testにあります--読みますか?[ynq] y
ニュースグループ hep.testが終わりました。
次は? [qnp]
ここで投稿をするコマンドfを入力します。fはフォロウアップのfで、他の記 事に応える場合にも同じコマンドを使いますが、今の場合は該当する記事がな いので新しい話題をはじめることになります。もしここに読んでない記事があ ればすべて読むかcコマンドで「読んだことにする」してください。ここでfと 入力すると
Subject: test Distribution: local
Subject:と聞かれます。今の場合はテストでよいですね。続いて Distribution:と聞かれます。localと答えます。すると次のように聞いてきま す。
このニュースは多くの計算機に向けて送り出されます。 本当に送ってもいいですね?[ny]
ここで怖くなったらnを入力します。でもそれじゃ困るのでy。すると
このニュースのために準備したファイルがあればそのファイル名を入 力してください [none]:
テスト投稿用のファイルが用意されているならそのファイル名を書きます。な い場合はリターンキーを押します。自動的にテキストエディターが起動されま す。システムによって違いますが、通常はnemacsが起動される場合が多いよう です。自分で別のエディターを使いたいときはVISUALという環境変数にエディ ターの名前を書いておきます。viが趣味ならば/usr/ucb/viです。テキストエ ディターにはヘッダー行といわれる文字がすでに表示されていますがそこはい じくりません。カーソルをファイルの一番下に持っていってテキストを入力し ます。終わったらファイル書き出し・エディター終了します。いよいよ送信で す。
スペルチェック(c),送る(s),取消(a),編集(e),表示(l)?
と聞かれます。sを入力します。これで投稿完了です。さて自分の記事は無事 届いたでしょうか。ネットワークニュースは配送に時間がかかります。一旦rn を抜けてしばらくしてから読んでみてください。rnを起動して
% rn hep.test に未読の記事が 1 あります ...
と出れば、うまく行ったのでしょう。読んでみましょう。間違ったことを書い たり時期が過ぎてしまったりして取り消したいときはその記事を読んだところ で大文字のCコマンドを送ります。キャンセルです。
ネットワークニュースの記事を投稿する場合は自分が誰なのかということを必 ず明らかにしなければなりません。記事の最後には自分が誰かを表す署名を書 きます。自分のホームディレクトリに.signatureというファイルをおいておく とそれが投稿の時に自動的に読み込まれます。用意すべきでしょう。