viはUNIXの標準エディターとしてすべての機械で利用できます。色々なコマン ドの中から呼び出されることも多いので知っておく必要があります。ただ、 おいたちも古いので最近の種々のエディターに慣れている人には少し変に思え るかも知れません。スクリーンエディターですが、そのままタイプした文字が カーソルのあるところに書き込まれて行くわけではありません。というのも、 エディターのモードというものがあって、そのモードによってタイプされた文 字の扱いが変わるからです。はじめはコマンドモードになっています。aやbと いった文字がそのままコマンドになります。文字列をテキストとして入力した いときは入力モードに移らなければなりません。一旦入力モードになるとタイ プされた文字はすべてテキストとして扱われます。エディターに対してコマン ドを与えたいときはコマンドモードに戻る必要があります。
もう一つ大事な点はviはexという行エディターを含んでいるということです。: ではじまるコマンドはexのコマンドで、最下行に表示されます。viのコマンド はエコーされません